毎年八幡市生涯学習センターで行われる、生涯学習フェスティバルでの『狂言へのいざない』に今年も出演いたしました。

今年は『鬼の念佛』『いろは』『江戸万歳』の3演目を上演。
『江戸万歳』は今年復活し、保存会結成50周年を迎えた記念に5月の本公演で初お披露目した演目です。

開場時はお客様をお出迎え。
今年もたくさんの方がお越しくださいました。
狂言の前には、佛教大学教授八木透さんによる解説『狂言の楽しさおもしろさ』をお聞きいただきます。

狂言を初めて観る方にもわかりやすく楽しいお話をしてくださいます。
ゑんま堂狂言グッズのセールストークも織り込んで、お話を締めくくられました。
1演目め『鬼の念佛』

罪人をうまく責め立てられず、極楽へ送ってしまおうとする鬼ですが、罪人が唱えるお念佛の鉦の音に鬼は敵わず倒れ込みます。罪人に弄ばれるその姿を見て、会場から笑い声が聞こえて来ました。

大津絵を歌詞に盛り込んだ大津絵節に合わせて、鬼が踊らされる場面は袖で観ていても、ついつい拍子を取ってしまいます。

休憩をはさみ、後半の始めにはお客様参加の「鉦太鼓体験」です。

前もって希望者にはお名前を抽選箱に入れてもらい、抽選で3名を選出しました。
岩見副会長が進行担当。

まず、簡単な説明後に見本を見ていただきます。その後、会場全員でエアー練習!そして体験本番へ。
慣れないリズムに、みなさんちょっと手こずっておられましたが、最後には笛も合わせて無事終了。ご参加ありがとうございました。
続いて『いろは』
こちらは親子共演です!

かわいい弟子の登場に、お客様からはあたたかい歓声が上がります。


この日ロビーでは、ゑんま堂狂言の名物となりつつある〝鰐口焼き〟(どら焼き)などを販売していました。
登場した子役が、その売り子としてがんばっていたことをお客様もよくご存知で、応援ムードで盛り上がっていました。
最後に、八幡でも初上演の『江戸万歳』です。

この『江戸万歳』は、かつて日本各地に伝わっていた祝福芸「万歳」を題材にした狂言です。

二人の掛け合いが楽しく、おめでたい言葉づくしの演目で、5月の本公演の最終演目『千人切』の前に演じられていました。
3演目が終わり、公演の最後も恒例となった、出演者全員顔出しでご挨拶と質問コーナーです。


いくつか質問をいただきましたが、その中にゑんま堂狂言の今後、継承のことを踏まえてのこんな質問がありました。
Q.弟子役として登場した子役は何歳ですか?保存会には他にも子役はいるのですか?
A.(会長の娘ということもあり)彼女は1歳から狂言に関わっています。他にも小学生の会員や、幼稚園、小学生から始めて今は高校生、大学生になった子どもたちもいます。これからも子どもたちがこの伝統芸能を受け継ぎ、次へつなげてくれると思います。
質問者の方は、来年の『狂言へのいざない』も楽しみにしています!
と、おっしゃってくださいました。
お越しのお客様をはじめ、八幡市立生涯学習センタースタッフの皆様、今年も大変お世話になりありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



