お知らせ(2025年)

Information

保存会結成50周年記念五月本公演
全日程終了

保存会結成50周年記念特別企画の『神崎渡し(戸田船守)』、保存会結成時から会を支えて来られたゑんま堂狂言顧問の戸田義雄が50年ぶりに船守役を演じました!
2025年本公演4日目会場イメージ

保存会結成50周年本公演1日目のリポートはこちら↓

保存会結成50周年本公演2日目のリポートはこちら↓

保存会結成50周年本公演3日目のリポートはこちら↓

4日目千秋楽も昼公演と夜公演の2部制です。最終日まで本当にたくさんのお客様にお越しいただきました!!


4日目の昼公演のスタートは、やっぱりこれ!
無言劇の『えんま庁』です。
本公演4日目えんま庁イメージ01
みなさん、3日に『セリフありえんま庁』をご覧いただきましたか?
こちらは、本家本元セリフなし!カンデンデンで演じます。
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▲ 4日目『えんま庁』の鬼は、入会して12年目の若手演者です。
小学6年生の初舞台でこの鬼役をいただいてから、毎年公演中に必ず『えんま庁』の鬼役を一度は演じています。
本公演4日目えんま庁イメージ03
▲ そして帳付を演じるのは、鬼役の同級生で一緒に入会した演者です。
初舞台でも帳付を演じていました。
その頃の2人には面が大きくて、まるで面が動いているかのようだったのを思い出します。


4日目昼公演2演目目は、お待ちかねの『神崎渡し(戸田船守)』です。
この時、後ろの方まで立ち見のお客様で埋まっていました!!
本公演4日目神崎渡しイメージ01
▲ お茶屋登場。今回ベテラン親子が演じる船守と御坊に合わせて、お茶屋もベテラン演者が演じました。
なかなかにレアな配役で、今回限りの組み合わせかもしれません!!
観られた方はラッキーです!
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▲ そして、副会長であり、顧問戸田義雄の息子の戸田大地が御坊として登場しました。 どの役も器用にこなし笑いを取る、見習うべき先輩です。
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▲ いよいよ船守が出て来ました!
長年の経験から語り口調や、所作など見事な演技を披露されます。
身体が狂言を覚えているのでしょうね。
保存会員も外へ出て来て、真剣に観ていました。
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本公演4日目神崎渡しイメージ05
▲ あっという間に最後のシーンです。
みなさん、お楽しみいただけましたでしょうか。
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▲ 上演後は2人のトークタイムを設けました。
ゑんま堂狂言でここまでやって来られたこと、また、これから先へ繋げていくことを親子で仲良くお話しされました。


4日目昼公演3演目目は『二人大名』です。
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▲ 参詣に行く道中、通りすがりの町人に太刀を持たせて無理矢理お供させようとする大名ですが、段々と町人の態度が変わり2人への仕返しが始まります。
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▲ 着物を取られた上、いったい何をさせられるのでしょう⁉︎


4日目昼公演4演目目は『ほうらく割り』です。
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昨年の本公演から今年の本公演までの間に、願いを込めて奉納されたほうらくが、劇中に運ばれて来て次々に割られます!見事に割れたら祈願成就!!



昼の部の休憩タイムです。
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休憩中鉦太鼓を叩くのは子役たちの楽しみなんです!


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休憩後、4日目昼公演5演目目は『篁冥途噺』。
回数を重ねて練習をして来ていますが、今でもこのシーンはこうした方が、あのシーンはやっぱりこう動く方がいいのでは?など、いまだ進化中の演目です。
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▲ 新調した「悪鬼」のお面(写真右)が初登場!ちょっと珍しい色味です。
そして、中央の亡者が付ける面も悪鬼の面同様に、昨年助成を受けて新しく作った面です。
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4日目6演目目は『木の本地蔵』。
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若手の演者が、「護摩の灰」役に初挑戦しました。
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▲ 相変わらず飄々としたお地蔵さんについクスッとなります。
写真右の座頭が付けている面は、5演目目の『篁冥途噺』で使用している新調した2面のうち、亡者の付ける面と同じものを使うため、この『木の本地蔵』でも新面を使っています。


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4日目昼公演最後7演目目は、『土蜘蛛』です。
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▲ 太刀持ち役に挑戦中は、小学5年生の子役です。
立つ、座るという演技は、衣装を着て面を付けていると、思っている以上に難しいものです。
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▲ 「土蜘蛛」が投げた蜘蛛の糸、かっこよく飛んでいますね!

お疲れ様です。これにて4日目昼公演終了です。



4日目夜公演のスタートは、『与平狐』から。
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「コィーン!」と登場!
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赤い木の実と白い木の実。
人間になれるけど…
狐に戻れるけど…
どうすれば幸せになれるでしょうか。


4日目夜公演2演目目『寺ゆずり』。
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▲ さんみは、師匠の言いつけを客が来るたび間違えてしまいます。
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▲ 大人気「おなあ」の登場。出て来るだけで会場から笑い声が聞こえて来ます。


4日目夜公演3演目目『道成寺』。
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ゑんま堂狂言1長い演目です。
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▲ 姫から鬼神に変身します!
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▲ 会長宮田勝行演じる鬼神と師匠坊との戦い!!
迫力ある見せ場であると同時に、陀仏坊の身体を張った「七回り」が笑いを誘います。


4日目夜公演4演目目『江戸万歳』です!
昨年までなら『道成寺』で終わったな〜と感じていたのですが、今年からは違います!
復活した『江戸万歳』が本来演じるべき『道成寺』の前で上演です。
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でんでん虫』のように、『江戸万歳』にも、つい口ずさんでしまいそうな楽しいリズムの唄が劇中に出て来ます。 お客様の中にはもうすでに歌われた方もおられたかもしれません。



保存会結成50周年記念本公演もラストとなりました!『千人切り』です。
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みんな思い思いに趣向を凝らした演技で為朝へ向かっていきます。
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▲ 推し活「為朝愛」…さて、為朝は振り向いてくれたのでしょうか。

以上、12演目で令和7年の保存会結成50周年記念本公演4日目千秋楽は終了しました。


千人切り』のあとは本堂へ。
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為朝からお加持を受けていただき、最後は会員たちで為朝を胴上げ、本公演…あっという間の4日間の締めくくりです。
たくさんのお客様が、今年も最後までご観覧くださり感謝いたします。

そして、保存会結成からの50年をまとめた冊子『ゑんま堂狂言 閻魔帳 其の一 語りつなぐ保存会50年の歩み』を本公演で配布させていただきましたところ、予定部数をお持ち帰りいただけたようです。

お知らせしていました保存会結成50周年企画のひとつ、『ゑんま堂狂言検定3級』ですが、47名の方が挑戦してくださり、平均点は約80点だったとのこと。
お楽しみいただけましたでしょうか。
『ゑんま堂狂言検定』は来年の本公演でもまた企画予定です!
ぜひトライしてみてください。

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また、用意したオリジナルグッズ類、リニューアル手ぬぐい、鰐口焼きなどもたくさんお買い求めいただき、本当にありがとうございます。
合わせて御礼申し上げます。

保存会結成50周年記念五月本公演
3日目終了

保存会結成50周年記念特別企画、『セリフありえんま庁』を公開!
2025年本公演3日目会場イメージ

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保存会結成50周年本公演4日目のリポートはこちら↑

3日目は昼公演と夜公演の2部制です。

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今年はその公演前に保存会結成50周年記念特別企画として『ゑんま堂狂言パンフレット用特別撮影会』を午前中に開催しました!
本公演3日目撮影会イメージ02
保存会専属カメラマン及びスタッフによる撮影がメインのため、一般の方々には後方から撮影していただく形になってしまいましたが、アマチュアカメラマンの方や見学の方が、朝からの撮影にもかかわらず数名お集まりくださいました。
ゑんま堂狂言の活動はこのような熱心なファンの皆様に支えられているのだと感じました。
今回撮影した『江戸万歳』や、新面が登場する演目が掲載されるリニューアルパンフレットは来年の本公演から販売開始予定です。
お楽しみに!


3日目公演のスタートは、『セリフありえんま庁』です。
保存会結成50周年記念特別企画のひとつで、この日が初公開です!
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保存会結成50周年を迎えるにあたっての特別企画を検討する話し合いの中で、無言劇の『えんま庁』にセリフを付けてやってみてはどうかという提案があり、「それはぜひやってみよう!」と、即決でした。

まずはゑんま堂狂言顧問戸田義雄がセリフ台本を書き起こし、台本が出来上がってから演者は練習の日々です。
普段無言劇として演じているこの『えんま庁』ですが、そこにセリフが入ることでまるで違うものとなり、それから繰り返し練習を重ね覚えていきました。
亡者を演じる子役(小学生4年生)も納得いくまで自宅で特訓を重ねて本番に臨んでくれました。
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そして、お囃子にとっても思いもよらない難しさがありました。普段の『えんま庁』はずっと吹き続けるという大変さがあるのですが、こちらは場面に応じて囃したり止めたりというもので、慣れるまで時間がかかりました。
HP上では残念ながら音声はお伝えできませんが、期間限定でYouTubeの「千本ゑんま堂狂言保存会チャンネル」にて動画を公開しておりますのでぜひご覧ください!
本公演3日目セリフありえんま庁イメージ03
『セリフありえんま庁』は今回限りの特別企画でしたが、評判によってはどこかで公開することがあるかも…と、余韻を残して上演終了でした。


▲ 2演目目は『福釣り』です。
本公演2日目福釣りイメージ01
▲ ベテランとなっても演じたことの無い役はけっこうあるものです。
福釣り』では、最初に登場する庄屋の役を初めて挑戦されましたが、落ち着いた恰幅の良い庄屋さんを自然に演じられており、さすがベテラン演者!という感じでした。
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姿が見えなくなる雪帽子、なんでも釣れる釣竿!お宝過ぎますね。
ゑんま堂狂言のファンタジーです。
本公演2日目福釣りイメージ03
なんでも釣れるけれど、そうそう思ったものばかり釣れるとは限らないようです。


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▲ 3日目3演目目は『舌切雀』。
みなさんご存知のストーリーです。
雀は保存会員のかわいい子役が勢揃いです。
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▲ 子役たちがかわいい姿でチュンチュン飛んでくれました。
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▲ 今回、百姓役を初めて演じることになった高校2年生の演者は、手機を織るシーン、田んぼを耕すシーン、タバコをキセルで吸うシーンなど、未経験なことが詰まっているこの役を、自然な振る舞いに見えるようがんばって練習していました。
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▲ やさしいおじいさんは宝の詰まったつづらをもらいました。
おばあさんは…そうはいきません!おばあさんの持ち帰るつづらの中身は、さてなんでしょう?
※ネタバレになるため画像の一部にモザイクをかけております


3日目4演目目は『にせ地蔵』。
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竹三郎と、梅三郎。
梅三郎をお地蔵さんに化けさせて、お供物を手に入れようと計画。
2人の不届きな計画はうまくいくでしょうか。
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▲ 竹三郎が広めた「立派なお地蔵様が天下られた」との噂を聞きつけて、次々と訪れる参詣人のお供物が手に入り、2人は大喜びです。
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▲ ところが…庄屋さんの登場で、事態は急展開!
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▲ 庄屋役は、大大ベテランの演者です。
昔、牡丹獅子の獅子を担当されており、現在獅子役への指導にも当たっておられます。
また、衣装の着付けなどに詳しく、若い会員にやり方や工夫・コツなど細かく教えてくださいます。技術や知識の継承です。


休憩を挟んで3日目昼公演の5演目目は『悪太郎』。
軽快な唄のやり取りがある楽しい演目です。
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▲ この演者は、ここ数年主役の悪太郎を演じています。演るごとに役に馴染んでいくことが、毎年見ているとよく伝わって来ます。


3日目6演目目は『伯母ヶ酒』。
登場人物は2人、伯母さまと五兵衛。
…ですが、五兵衛は演技上手!劇中、女の人や鬼にまで変身して出て来ます!
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▲ 「にせ地蔵」と並び、変わった面の使い方をするこの演目。狂言の中にはそういった様々な表現も出て来ます。
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▲ やいやいやいやいやい!や〜い、ババァ〜!…大きな笑いが起きる名シーン。
子どもたちには見ても真似しないで欲しいけれど、これは真似したくなります。


50周年本公演船弁慶イメージ01
▲ 3日目昼の部最終演目は『船弁慶』です。
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▲ 比較的新しく平成30年(2018)に復活した演目で、義経縁の鞍馬寺公演で初披露を果たした『船弁慶』です。
この演目にも公益財団法人京都市文化観光資源保護財団より助成を受けて新調させていただいた盃が登場します。
小道具がよいと舞台が引き締まりますね。
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▲ 時折出て来るこの船守を演じているのは、船守をはじめ、太郎冠者など、とぼけた役が得意な会長宮田勝行です。船守の登場で一瞬緊張が緩みます。
立ち回りの緊迫するシーンでも会場からは笑い声が聞こえて来ます。
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▲ 静の舞や、船に乗るシーン、そして、亡霊知盛との立ち回りシーンなど、内容盛りだくさんの見応えある演目です!


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▲ 3日目夜の部最初の演目は『芋汁』です。
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▲ 昨年から練習を続け、でっちを演じているのは小学5年生の子役です。
長い演目のため、通しで覚えるまで時間がかかります。
まず、全ての所作を覚えて、身体の動きが身に付き、自然にでっちの動きができるまで繰り返し練習あるのみです!
おかみさんを演じるのは、昨年から引き続き同じ演者です。昨年の舞台を見た身内の会員から大好評!
迫力あるおかみさんは笑いを誘います!
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▲ 『えんま庁』と、この『芋汁』は無言劇でお囃子に合わせて演技します。
えんま庁』よりさらに長い演目のため、笛を30分間吹き続けます。


3日目夜の部2演目目は『でんでん虫』です。
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▲ ゑんま堂狂言ファンならこの演目を知らない人はいないかも!
小学生にもわかりやすく、修学旅行での依頼公演ではこの演目を上演します。
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▲ 太郎冠者は、山伏の売僧(まいす)と戯れてお殿様を取り残して去って行きます。残されたお殿様が1人舞うラストシーン。 横着者が多いゑんま堂狂言です。


3日目夜の部3演目目は『牡丹獅子』。
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50周年本公演牡丹獅子イメージ01
▲ この演目の見どころは、なんといっても獅子です!
数年前からペアを組んだ若手2人が、日々コツコツと練習を重ねています。
その成果で技も増え、そして技が安定し、舞台で見事に決まります!
相変わらず、お囃子はハラハラするため笛が止まりそうになりますが、着実に技に磨きがかかっていると感じます。
努力は実りますね!
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▲ 太郎冠者は、今年から高校1年生の演者です。
太郎冠者も体力が必要な役です。獅子の真似をして何周も舞台を回ります。


3日目夜の部4演目目は『』。
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▲ ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!ドッサーン!!
雷が野原に落ちて来ます。
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▲ 医者とのかみ合わないやり取りに、会場から笑い声が上がります。
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▲ 『』にも唄のシーンがあります。
もちろん唄の苦手な演者もいます。2人の息が合わないときれいに聞こえてきません。とにかく歌えるまで練習あるのみです。


▲ 3日目最後を飾る演目は『紅葉狩り』です。
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▲ 平維茂が鬼神退治に出かけたものの、あまりに見事な紅葉にしばし休息しお酒の席を設けます。
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▲ そこに現れる女も加わり、酔い潰れる維茂と太郎冠者。
お酒に酔う演技もなかなか難しいものです。
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ご観覧ありがとうございました。

以上12演目で、令和7年の保存会結成50周年記念本公演3日目は終了しました。

朝から良いお天気で暑いくらいでした。撮影会から始まり最後の『紅葉狩り』まで、長い1日でした。

明日はいよいよ千秋楽です。
最後までよろしくお願いします。

保存会結成50周年記念五月本公演
2日目終了

保存会結成50周年記念特別企画、復活演目『江戸万歳』をお披露目!
2025年本公演2日目会場イメージ

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2日も夜公演のみです。初日に続きたくさんのお客様にお越しいただけました!!


スタートは、保存会結成50周年記念特別企画のひとつ、復活演目『江戸万歳』の初お披露目です!
本公演2日目江戸万歳イメージ01
この演目は、以前より復活を考えてはいたのですが、昨年に保存会結成50周年を迎えるにあたっての特別企画を検討する話し合いの場で、復活予定の『江戸万歳』を披露すれば良いのではないかという話が持ち上がりました。
この『江戸万歳』は、祝いがテーマになったおめでたい内容のもので、50周年記念企画としてまさにおあつらえ向きでした。

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復活台本を主に担当し、小道具の鼓まで購入して、練習を重ね自然に音を打ち鳴らせるまでとなった気合いの入りっぷり満点のベテラン演者が「才若」を、お相手の「福太夫」を務めるのは、ゑんま堂狂言で大名役多数つとめる大ベテランの演者が担当することとなりました。
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『江戸万歳』は本来の上演順として、4日目最終日の最終演目『千人切り』の前にもご覧いただけます。 本来通り4日目最終演目「千人切り」の前にも上演予定です。
この演目はまだ復活したばかりです。演じることで改善点なども見えて来たりするものです。
今後も進化を続ける『江戸万歳』にご期待ください。


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▲ 2日目2番目は『末廣』です。
この演者は初めて傘売り役に挑戦!傘売りは口上が難しい役どころです。
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▲ 太郎冠者役を若手演者が演じました。
劇中、太郎冠者が下駄でリズムを取り歌いますが、ゑんま堂狂言の中でも独特な珍しいシーンです。


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▲ 3演目目は『いろは』。
「師匠」役は会長の宮田勝行、そして「弟子」を演じたのは会長の娘(小学4年生)です。
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▲ 親子共演を果たして数年が経ち、親子の掛け合いの息もぴったりです!
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▲ お弟子が師匠の真似をするシーンでは、会場から大きな笑い声が聞こえていました。


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▲ 2日目最終4演目目は『靭猿』です。こちらも親子共演です!
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若手の中でも1番先輩にあたる演者が「猿引き」を、その長男で今年小学校入学を迎えた子役が「猿」を演じました。
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50周年本公演靭猿イメージ04
▲ 子役が登場すると、会場から歓声が聞こえて来ます。私たち会員もかわいい姿を観るのは楽しみなんです。
でも、子どもの成長はあっという間です!このかわいい姿をいつまで見せてくれるでしょうか…。
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▲「猿唄」に合わせ踊るシーンは、けっこうハードです。
最後まで元気に演じてくれました。


この日は初日以上に気温が低く、かなり冷え込みました。
お越しの皆様、暖かくしてご覧いただいていたでしょうか。
ご観覧ありがとうございました。

以上4演目の上演で、令和7年の保存会結成50周年記念本公演2日目は終了しました。

保存会結成50周年記念五月本公演
1日目終了

ゑんま堂大念仏狂言保存会結成50周年を迎えた記念すべき2025年の本公演がいよいよスタートしました!
2025年本公演1日目会場イメージ

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保存会結成50周年本公演4日目のリポートはこちら↑

おかげさまで2025年の保存会結成50周年本公演を無事にスタートすることができました。
1日目の夜公演は、風があり肌寒い中立ち見が出るほど多くのお客様がお集まりくださいました!


戸田妙昭さんイメージ
戸田義雄ゑんま堂狂言顧問イメージ
ゑんま堂(引接寺)住職・戸田妙昭さんと戸田義雄顧問の挨拶に続き、記念すべき保存会結成50周年本公演のオープニングを飾っていただいたのは、スペシャルゲスト佛教大学八木透教授です!
スペシャルゲスト・佛教大学八木教授イメージ
50周年のご祝辞をいただき、本当にありがとうございました。

その後、八木教授と戸田顧問のトークセッションが繰り広げられました。
八木教授戸田顧問対談イメージ
古くからゑんま堂狂言の活動を知るお二人のお話はとても興味深く、勉強になる内容でした。


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▲ 昔からの習わし通り、初日1番目は『えんま庁』からスタートです。
毎年演目や配役を決める作業が大変なのですが、実は衣装や小物、面などが上演順で続くと、次への受け渡しが大忙しです!今回、この『えんま庁』と次の『鬼の念佛』の鬼役が続いていました。衣装は違うのですが、面とかつらが同じものです。鬼の面は通常複製面を使用していますが、古面も残っています。そのため『えんま庁』で会長宮田勝行が演じた鬼は、古面を付けて演じていました。気付いた方がおられたら、かなりのゑんま堂狂言マニアですね!
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50周年本公演1日目えんま庁イメージ03
50周年本公演1日目えんま庁イメージ04
▲ 3日目昼公演1番目には、この『えんま庁』が50周年記念企画として、「セリフあり」でお楽しみいただけます!


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▲ 2演目目は『鬼の念佛』。
先に書きましたように、面は複製面を使用。幕間に急いでかつらを付け替えて登場します。この時、まだかつらを付けている最中に始まりの鉦が鳴り出したとのこと!
事前に打ち合わせをしていますが、本番ではこういうハプニングは付きもの。鳴り終わるまでになんとか準備完了!無事に鬼登場となりました。
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50周年本公演鬼の念佛イメージ03
▲ 亡者役を若手演者が今回初挑戦!唄のある演目は難しく、練習を重ね直前までセリフを合わせていました。相手役の鬼も同じく若手演者がつとめました。2人の掛け合いに会場から笑いが起こり、初役の肩の荷が少し軽くなったのではないでしょうか。


本50周年公演花盗人イメージ01
▲ 休憩を挟んで3演目目は『花盗人』です。
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舞台裏話が続きますが、こちらは先の演目と演者が重なりました。
『鬼の念佛』の鬼と、この『花盗人』の悪者を同じ演者が演じることになっていました。そして悪者は今回初役です!事前に衣装を確認して準備し、袖楽屋へ運んでおきます。
『鬼の念佛』が終わり、休憩20分の間に袖楽屋で早着替えです。初めての役なので、着付けに間違いがないか、忘れ物などないかをチェックしつつ着替えます。衣装を付け替え、面を付け、小物を持ったらちょうど始まる3分前!
『花盗人』は予定通り始まりました。
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50周年本公演花盗人イメージ04
▲ 大名役は、ゑんま堂狂言愛に溢れる高校2年生。今回50周年記念として行われている「えんま堂検定」を企画実行したメンバーの1人です。みなさん、ゑんま堂検定に挑戦していただきましたか?まだの方、ぜひトライしてくださいね〜! そして、太郎冠者役の演者は、昨年に「京都市伝統芸能功労者」として表彰されました。9歳で保存会に入会し、長年に渡り演者として活躍、太郎冠者から姫までこなすベテランさんです。


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▲ 初日のトリは『土蜘蛛』。
毎度人気の演目です!
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助成金を受け購入した新しい盃です。
舞台のライトに照らされ美しく輝き、『土蜘蛛』の盃をかわすこのシーンにしっくり来ます。
50周年本公演土蜘蛛イメージ03
▲ 僧登場!さすがはベテラン演者です。唄のある演目はおまかせ!
見事な唄声を会場に響かせます。
50周年本公演土蜘蛛イメージ04
50周年本公演土蜘蛛イメージ04
▲ 蜘蛛の糸の飛ぶシーンはみなさんお待ちかね!カメラ、スマホが構えられます。そして歓声も!


以上4演目の上演で、令和7年の保存会結成50周年記念本公演1日目は盛況のうちに終了しました。


5/2も19時より開始です。

2日目の目玉は、なんといっても復活演目『江戸万歳』です!

記念に制作した
『江戸万歳』クリアファイルも同日販売開始です!ぜひお買い求めください!

会期中は天候に恵まれそうですが、夜は冷え込む予報です。
寒さ対策をして、皆様お誘い合わせの上、ぜひゑんま堂まで足をお運びください!

保存会結成50周年記念
令和7年 本公演
5月1日(木)〜4日(日・祝)

更新履歴
『江戸万歳』クリアファイル販売開始日を5月2日夜〜に変更(2025年5月1日)
保存会結成50周年記念企画「こんなことやります〜!」に その7、8 を追加(2025年4月24日)
番組表公開(2025年4月23日)
保存会結成50周年記念企画「こんなことやります〜!」をまとめてみました!!(2025年4月23日)

今年は保存会結成50周年を迎えます。
その節目に当たり記念企画を考えています。

ゑんま堂狂言は、念仏狂言の中でセリフのあることが特徴ですが、『
えんま庁』と『芋汁』の2演目はお囃子に合わせて演じる無言劇です。そして『えんま庁』は、本公演開催中に必ず複数回演じる保存会の特別な演目です。
その特別な演目である『えんま庁』を今年はセリフありで上演いたします。レア中のレアの『セリフありえんま庁』は5月3日の昼公演1番目の上演を予定しています。

続いてもうひとつ!
保存会では、上演可能な演目が27(新作・復活演目合わせて)ありますが、今年新たにもうひとつ加わり28演目となります!
元々あった演目を復活させようと、色々な資料を調べて台本作りから始め、練習を重ねました。この度本公演でみなさまに初お披露目となります。

復活演目『江戸万歳』です。
江戸万歳illustrationイメージ
簡単に内容をご紹介します。
かつては日本各地に伝わっていた祝福芸「万歳」を題材にした狂言で、今日の「漫才」の源流とも言われ、劇中の二人の掛け合いが楽しい演目となっています。
福太夫と、その相方の道化者才若が、新年のお祝いに訪れた大文字屋は屋敷の建て替えの真っ最中。福太夫は、戯れ言の止まらない才若をたしなめつつ、才若の鼓に合わせて舞い歌い、建築祝いにふさわしい「柱立て」の万歳で祝福するというストーリーです。

おめでたい言葉づくしで祝いを述べる演目なので、本公演の最終演目『千人切り』の前に演じられていました。
今後は本来の形通り最終演目『千人切り』の前に上演する予定ですが、保存会結成50周年記念公演の今回のみ2日目の夜公演1番目にも上演します。2日目と千秋楽の2回上演となります。

レアな『セリフありえんま庁』と復活演目『江戸万歳』をどうぞお見逃しのないように!!

会 場  千本ゑんま堂境内 仮設舞台
日 時  令和7年5月1日(木)〜
     4日(日・祝)
開 演  5/1 夜の部:19:00〜
     5/2 夜の部:19:00〜
     5/3 昼の部:13:00〜/
        夜の部:18:00〜
     5/4 昼の部:13:00〜/
        夜の部:18:00〜
料 金  無料(途中入退場可)

以上、全6回公演の予定です。

令和7年本公演 保存会結成50周年記念特別企画「こんなことやります〜!」をまとめてみました!!

《その1》
本公演初日のオープニングにスペシャルゲスト登場!!
佛教大学八木教授からのご祝辞

八木先生イメージ
ゑんま堂狂言とは長年のお付き合いがあり、祇園祭や五山送り火などの解説でおなじみの、佛教大学教授八木透氏がお越しくださいます。保存会結成50周年の節目に当たり、八木先生からお祝いのお言葉をいただけることとなりました!
そして、その八木先生とゑんま堂狂言の前会長戸田義雄との対談も企画しています。
どんなお話が飛び出して来るのか⁉︎…ぜひ会場までお運びください!

《その2》
5月2日夜公演1番目で復活演目『江戸万歳』の初お披露目です!

おめでたい言葉づくしでお祝いを述べるという演目で、公演されていた頃は本公演の最終演目『千人切り』の前に演じられていました。
今後は、本来の形通り最終演目『千人切り』の前に上演する予定ですが、保存会結成50周年記念公演の今回のみ最終演目『千人切り』の前と2日目の夜公演1番目にも上演いたします!ぜひご覧ください。

《その3》
えんま庁』セリフありで上演!

えんま法王イメージ
ゑんま堂狂言は、念仏狂言の中でセリフのあることが特徴ですが、全27演目中『えんま庁』と『芋汁』の2演目はお囃子に合わせて演じる無言劇です。その『えんま庁』を今年はセリフありで上演いたします。レア中のレア『セリフありえんま庁』は5月3日の昼公演1番目の上演を予定しています。
どうぞお見逃しなく!!

《その4》
50年ぶり『神崎渡し』船守演ります!
5月4日昼公演2番目に登場〜!!

戸田顧問イメージ
保存会結成当時、前会長の戸田義雄は23歳でした!
結成直後の上演演目は『花盗人』『でんでん虫』『神崎渡し』の3つだったそうです。そして、戸田の初役が『神崎渡し』の船守でした。
保存会を支えて来られて50周年を迎えた今年、再び船守を演じます!お相手の御坊役を保存会副会長であり、息子の戸田大地が演じます。
ゑんま堂狂言マニアの方には嬉しい企画ではないでしょうか。
保存会員も楽しみにしています!

《その5》
限定販売『江戸万歳』クリアファイル&リニューアル豆絞り手ぬぐい販売開始!
大人気ゑんま堂狂言どら焼きは『鰐口(わにぐち)焼き』と名付けて発売します!

ゑんま堂狂言に、あらたに加わる予定の復活演目『江戸万歳』を記念して、「江戸万歳クリアファイル」を50部限定販売いたします!今回の復活に合わせてイラストで仕上げた趣のあるデザインです。
江戸万歳クリアファイルイメージ
◉クリアファイルは限定50部 1部¥500にて5月2日の夜公演より販売開始いたします!

続いて、ゑんま堂狂言豆絞り手ぬぐいを今回デザイン一新します!
リニューアル豆絞り手ぬぐいとして発売いたします。
リニューアル豆絞り手ぬぐいイメージ
◉リニューアル豆絞り手ぬぐいは5月3日(土)の昼公演より1枚¥800で販売開始いたします!
限定クリアファイル、リニューアル豆絞り手ぬぐいをぜひゲットしてくださいね〜!
※どちらも本公演会期中に販売予定ですが、販売開始日が異なりますのでご注意ください。都合により発売日が変わる場合もあります。あらかじめご了承ください。

そして、毎度売り切れ大人気のゑんま堂狂言どら焼きですが、ゑんま堂狂言の鰐口をイメージして『鰐口焼き』と名付けました!
鰐口焼きイメージ
えんま様の焼き印入りで1個¥300で販売します。
今回はさらに鰐口焼きの由来しおり付き箱入り3個セット¥1,000もご用意いたします。お土産にどうぞ!

《その6》
みなさんのゑんま堂狂言愛を試してください!
『ゑんま堂狂言検定3級』に挑戦してみませんか?

現地で掲示するQRコードを読み取り、ゑんま堂狂言検定3級にトライしていただく企画です!
ゑんま堂狂言のこと、どのくらいわかるでしょうか…。
3級合格目指してぜひ挑戦してください!
※配付、または設置方法など未定ですが、紙配布の問題も100枚程度用意する予定です。

《その7》
ゑんま堂狂言保存会の50年の歩みをまとめた冊子が完成〜!
本公演来場者に限定プレゼント!!

ゑんま堂狂言 閻魔帳 其の一イメージ
ゑんま堂狂言保存会結成50周年を迎えるにあたって、結成時からこれまでの歩みをまとめた冊子『ゑんま堂狂言 閻魔帳 其の一 語りつなぐ保存会50年の歩み』を制作しました。
その冊子を本公演ご来場の方に限定プレゼントいたします。
ぜひ手に入れてくださいね!
※数に限りがございます。詳しくは、本公演物販スタッフにお尋ね下さい!


《その8》
5月3日(土)9:30頃〜
『ゑんま堂狂言パンフレット用特別撮影会』開催します!

ゑんま堂狂言ではオリジナルパンフレットを制作販売しておりますが、今年新演目『江戸万歳』が増えることと、新面を作ったことから、その新面を使用する演目の『木の本地蔵』と『篁冥途噺』をパンフレット用に新たに撮影し、改訂版を作る予定です。

その、パンフレット用撮影を本公演期間中の2025年5月3日(土)午前中(雨天の場合5月4日(日)午前中)に、一般撮影もOKの『特別撮影会』として計画中です。
保存会専属カメラマン及びスタッフによる撮影がメインのため、一般撮影の方は保存会会員の指示に従って、みなさんご理解ご協力の上、撮影をお楽しみください。

以上、50周年記念企画の案内でした。
みなさんに楽しんでいただける公演にしたいと思います。
よろしくお願いします。


保存会結成50周年記念 令和7年(2025年)
ゑんま堂狂言五月本公演 番組予定

《》内は上演時間のおおよその目安です。
全28演目上演。
期間中『えんま庁』は3回、『江戸万歳』は2回上演します。
赤太文字は50周年特別企画です

5/1
(木)
夜の部
19:00〜
スペシャルゲスト 佛教大学八木教授からのお祝いの言葉
(戸田義雄との対談もあり)

《20分》
えんま庁
《20分》
鬼の念佛
《25分》
花盗人
《30分》
土蜘蛛
《25分》
5/2
(金)
夜の部
19:00〜
江戸万歳
《25分》
末廣
《40分》
いろは
《15分》
靭猿
《35分》
5/3
(土・祝)
昼の部
13:00〜
えんま庁(セリフあり)
《20分》
福釣り
《30分》
舌切雀
《25分》
にせ地蔵
《35分》
悪太郎
《30分》
伯母ヶ酒
《25分》
船弁慶
《25分》
夜の部
18:00〜
芋汁
《30分》
でんでん虫
《30分》
牡丹獅子
《25分》

《20分》
紅葉狩り
《30分》
5/4
(日・祝)
昼の部
13:00〜
えんま庁
《20分》
神崎渡し(戸田船守)
《30分》
二人大名
《35分》
ほうらく割り
《30分》
篁冥途噺
《30分》
木の本地蔵
《20分》
土蜘蛛
《25分》
夜の部
18:00〜
与平狐
《30分》
寺ゆずり
《30分》
道成寺
《60分》
江戸万歳
《25分》
千人切り


入場や観覧に際しての注意事項
本公演の観覧に際しての注意事項についてご案内いたします。

◉境内に駐車場はありません。近隣のコインパーキングをご利用いただくか、公共交通機関でお越しくださいますようお願いいたします。

◉整理券や座席制限の予定はありません。こちらで準備する座席数をこえる場合は立ち見となります。あらかじめご了承ください。

◉全席自由席です。
・整理券や座席制限の予定はありません。
・できる限り空席のないよう、ご着席でのご観覧にご協力をお願いいたします。
・会場の座席数以上お越しの場合は立ち見となります。予めご了承ください。
・途中入退場可能のため、空席ができた場合には着席してご覧いただけます。
・演技中の席の移動や入退場はなるべくお控えください。(止むを得ず移動される場合は周りの方へのご配慮をお願いいたします。)
・ご観覧中の飲食はできるだけお控えいただきたいのですが、5月となるとかなり暑い日もあり飲み物は必要です。お客様からのご要望もあり今年は飲み物の販売を予定しております。水分補給にご利用ください。

◉雨天決行の予定ですが、大雨の場合は本堂での公演となり、ご入場いただける人数に制限があります。ご理解のほどよろしくお願いします。

◉写真・動画撮影は自由にしていただけますが、撮影時は周囲の方へ充分なご配慮をお願いいたします。フラッシュ使用は禁止、また、移動しながらの撮影はお控えください。三脚を使用される方は、ご観覧の妨げにならないよう注意してください。

なお、撮影された動画に関しましては、YouTubeやSNS等への投稿、拡散をお断りいたします。
動画投稿をご希望される場合は、保存会のホームページ よりお問合せください。


会場には、保存会の記録撮影担当のカメラスタッフがおります。ご観覧の妨げにならないよう心がけておりますが、記録撮影にご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。



YouTubeライブ配信予定
本公演は 全日・全演目を、YouTubeの「千本ゑんま堂狂言保存会チャンネル」よりライブ配信させていただく予定です。
スマートフォン、タブレット、パソコン、YouTubeをご覧いただけるスマートテレビやFire TV stickなどの動画サービス、ゲーム機などからYouTubeにお入りいただき「えんま堂狂言保存会」と検索してください。
5月1日午後7時より配信を開始予定です。以降も昼の部、夜の部開演時間に合わせて配信開始の予定です。
滞りなく開催できますよう、ご理解とご協力をお願い致します。
『50周年記念本公演』チラシ表面イメージ
『50周年記念本公演』チラシ裏面イメージ
更新履歴
『江戸万歳』クリアファイル販売開始日を5月2日夜〜に変更(2025年5月1日)
保存会結成50周年記念企画「こんなことやります〜!」に その7、8 を追加(2025年4月24日)
番組表公開(2025年4月23日)
保存会結成50周年記念企画「こんなことやります〜!」をまとめてみました!!(2025年4月23日)
◉本公演の変更内容や詳細については、順次ご案内を更新いたします。

山科隨心院『はねず踊りと今様』に出演しました!

山科にある隨心院にて3月30日(日)、『はねず踊りと今様』公演いたしました!

2025年3月30日、上記の催しに「特別出演」という形でゑんま堂狂言をお呼びいただきました。
時代劇のロケによく登場する隋心院勅使門前の特設舞台で『
土蜘蛛』を2回上演させて頂きました。

春とはいえ曇り空に時々強い風が吹く一日でしたが、大勢のお客様の大きな拍手に元気を頂き、精一杯演じさせていただきました。
はねず踊り2025年土蜘蛛はねず踊り
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お声掛け頂きました「はねず踊り保存会」の皆様に改めてお礼申し上げます。

この度、公益財団法人京都市文化観光資源保護財団より助成を受け、道具を新調しました!

助成金については、次のような内容のものとなります。

『京都に受け継がれる伝統行事・伝統芸能を次世代へ! クラウドファンディングの実施』

京都に受け継がれる伝統行事・伝統芸能を次世代へチラシ表イメージ
京都に受け継がれる伝統行事・伝統芸能を次世代へチラシ裏イメージ

京都の町では、季節を彩る祭や京都五山送り火、六斎念仏、狂言のほか、松上げや火祭などの個性豊かな伝統行事・伝統芸能が地域の方々を中心に守られ、現代まで受け継がれています。
公益財団法人京都市文化観光資源保護財団は、昭和44年の設立以来、一貫して京都の地域の中での大切な文化財を守り続けて来られましたが、近年の少子高齢化や文化継承の意識の変化、地域の過疎化などから、次世代への継承が難しく、規模縮小や中止となる行事が出て来ているのが現状です。
そのため、京都の伝統行事・伝統芸能を守っている団体の後継者育成事業を支援、継承するためにクラウドファンディングを実施されました。

その、寄付金の使い道として、伝統行事・伝統芸能の担い手である後継者を育成するための事業(※)を具体的に計画されている保存会等の団体に対し、助成金として交付されるというものでした。

(※)技術伝承のための映像・テキスト作成、講習会の開催、衣装・道具類の新調、団体構成員を募るためのチラシ・ポスター製作など

ゑんま堂狂言は道具類新調で申請し、助成金交付が決定しました。
そして、保存会の担い手である子どもたちが、使える軽い竹光(たけみつ)と立派な盃を新調させていただくことになりました。
さっそく、先日の練習時に使ったところをご覧ください!

新調竹光太刀持ちイメージ
▲太刀持ちはまっすぐに刀を立てて持つのですが、子どもたちにとって、刀は意外に重いものです。
竹光は軽く持ちやすいようです!


新調土蜘蛛イメージ
▲『土蜘蛛』のお酒を注ぐ場面での立派な盃にご注目!


新調竹光イメージ
新調盃イメージ


6本の竹光と盃を新調でき、子どもたちも大喜びです。大切に使わせていただきます!

本当にありがとうございました。

2025年4月6日(日)鞍馬寺花供養奉納公演を行います!

毎年恒例の鞍馬寺花供養公演です!

今年の上演演目をご紹介します。
花供養奉納で、1年おきに上演する舌切雀です。
この舞台では、鞍馬の保育園のこどもたちに雀の役で出演していただきます。どうぞお楽しみに♪
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▲2023年奉納公演『舌切雀』より


そしてもう1つの演目は7年ぶりの船弁慶です。
義経の縁の地である鞍馬山の舞台にゑんま堂狂言の義経が登場します!
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▲2023年本公演『船弁慶』より


※当日の都合で演目が変更となる場合もございます。

また、今年は演目と演目の間に鉦太鼓体験を予定しています。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!

鞍馬のお山の気持ちの良い空気の中で、ぜひゑんま堂狂言をお楽しみください。

鞍馬寺予告舞台イメージ
▲2024年奉納公演より


■鞍馬山花供養奉納公演
■2025年4月6日(日)
■13:15 開演
■観覧無料(要:入山料)

鞍馬山の拝殿にて上演いたします。
観覧は無料です!
入山料(愛山費〔拝観料〕500円)が必要です。
山上まで徒歩なら約30分、ケーブルカー(〔ケーブル寄進〕大人・片道200円、小学生以下・片道100円)もご利用いただけます。詳細につきましては鞍馬寺のサイトでご確認ください。コチラ→総本山 鞍馬寺

今年は桜に出会えるでしょうか。
皆様のお越しをお待ちしております。

3月30日(日)山科隨心院『はねず踊りと今様』に出演

3月30日(日)山科にある隨心院にて『観梅会・はねず踊り』公演に出演させていただきます!

直前のお知らせとなってしまいましたが、今回2年ぶりの参加となります。

前回は2023年3月に出演させていただきましたが、その日はあいにくの雨模様だったため、お寺の入り口の屋根の下での上演となりました。
はねず踊り2023年土蜘蛛イメージ
▲2023年の公演のようす


本来なら境内に組まれた立派な舞台での上演をご覧いただけます。
今のところ、公演日の天気予報は晴れマークです。
今年は青空の下、小学校高学年の女の子たちがうす紅色の衣装を纏い、『はねず踊り』を踊る姿を見ていただけますように。
そして、ゑんま堂狂言は『土蜘蛛』を午前、午後と2回上演します! 白い蜘蛛の糸が美しい弧を描く様子を見ていただけますように。

隨心院「はねず踊りと今様」
2025年3月30日(日)
上演スケジュール
◉11:00
はねず踊り・随心院今様
ゑんま堂狂言
◉12:30
はねず踊り・随心院今様
◉13:30
はねず踊り・随心院今様
ゑんま堂狂言
◉15:00
随心院今様・はねず踊り

■観覧料:大人 1.000円/中学生 800円/小学生以下無料
(拝観料・梅園入園料・はねず踊り観覧料含む)
(雨天時は能の間にて開催)
■主催:はねず踊り保存会
■後援:京都府・京都市
■協賛:大本山 隨心院

詳しくは隨心院サイト内の『はねず踊り』ページよりご確認ください。

アート・ミックス・ジャパン2025開催まであと40日を切りました!

ART MIX JAPAN 2025 4月13日(日)にゑんま堂狂言が出演、チケット販売中!

ART MIX JAPAN イメージ

伝統と革新が響き合う、日本文化の真髄を体感する2日間—『ART MIX JAPAN 2025』の開催が近づいて来ました!

ART MIX JAPAN』は、多彩なジャンルの伝統芸能や伝統芸術が日本各地から春の新潟に集まる日本文化の祭典です。
今年のテーマは、日本人が長い歴史の中で磨き上げてきた笑いと感動の「話芸」。その魅力を存分に味わえるプログラムになっているとのこと。

年明けにお知らせしていましたが、4月12日(土)と13日(日)の2日間開催され、ゑんま堂狂言は4月13日(日)に出演が決定しています。

公式HPも公開され、2025年2月1日10:00からは、チケットの販売も始まっています。

『狂言と太鼓 伝統の融合が新潟で実現』
日時 2025年
4月13日(日)11:15〜[45分]
開場 10:55
会場 りゅーとぴあ 劇場
料金 A席:4,000円
B席:3,500円



今回ゑんま堂狂言は、石川県指定無形文化財の御陣乗太鼓とのコラボ公演になっていますので、『御陣乗太鼓』について簡単にご紹介させていただきます。
御陣乗太鼓 イメージ
『御陣乗太鼓』の由来は、石川県名舟町が発祥の地。上杉謙信が天正4年に能登の名城「七尾城」を攻略し、各地を平定し進む上杉(上杉謙信)勢が名舟村へ押し寄せました。武器らしいものがない村人達は、鍬や鎌で迎え撃とうとしますが無力なことは明白です。それでも郷土防衛の一念で村の知恵者といわれる古老に従い、樹の皮で仮面を作り、海藻を頭髪にして太鼓を打ち鳴らし寝静まる上杉勢に夜襲をかけました。
奇怪な姿をした村人達の陣太鼓に、上杉勢は驚愕し、戦わずに退散したと伝えられているそうです。

太鼓のリズムも各地の太鼓とは違って独特なものがあるようで、はじめはゆっくり、次いでやや早くなり、最後には最も早く打ち切る「序・破・急」三段という形を繰り返します。それに合わせて、打ち手は面に応じた身振りや自由な形でミエを切り、非常に速いテンポで個性的な動きの芸を入れるという、太鼓のリズムと打ち手の動きがかもしだす雰囲気が一種独特な迫力をもたらすということです。
御陣乗太鼓 イメージ

これを知ると、この『御陣乗太鼓』を観てみたくなりますね。
そして、「上杉本 洛中洛外図屏風」に描かれている『ゑんま堂狂言』と上杉勢を退散させたとされる『御陣乗太鼓』は、上杉つながりのご縁と知りました!
思わぬつながりで嬉しい驚きでした。

チケットは2025年2月1日10:00〜販売開始しています。
ぜひお買い求めの上、春の新潟へ足をお運びいただければと思います。
詳しくは『ART MIX JAPAN 2025』公式HPの公演情報でご確認ください。

『京の郷土芸能のつどい』
開催終了!
2025年2月22日(土)
ロームシアター京都にて

公益財団法人京都市文化観光資源保護財団設立55周年記念
『京の郷土芸能のつどい』が無事終了しました!

ロームシアター外観イメージ
京都の暮らしの中で演じられ継承されてきた郷土芸能団体に、広島からのゲストを合わせた5団体が出演した『京の郷土芸能のつどい』は、京都府下最大を誇る座席数2,000のロームシアターメインホールでの開催でした。
前売り券は早々に完売のため当日券はなし!
満員御礼!!本当にありがとうございました。
ロームシアターメインホールイメージ

テーマは「風流の中の鬼」、郷土芸能の技と魅力を未来へ伝えるステージでした。


オープニングを飾ってくださったのは、壬生六斎念仏 さんです。
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『壬生六斎組曲(メドレー)〔発願・四ツ太鼓・花京娘・越後獅子・祇園ばやし〕』を披露されました。

壬生六斎さん終演後に、司会の荒山沙織さん、ゲストの佛教大学教授八木透先生(世界鬼学会会長・京都民俗学会会長)に続き、スペシャルゲストの落語家の桂南光さんが登壇、伝統芸能についての楽しいトークを繰り広げられました。
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続いては京都鬼剣舞 さんの『一人加護』。
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京都鬼剣舞『一人加護』イメージ
京都鬼剣舞『一人加護』イメージ
演目名通りに、白面を付けた一人だけで舞う迫力あるその姿に観客の皆さんも魅了されている様子でした。

『一人加護』終了後に京都鬼剣舞 庭元の伊東睦子さんのインタビュー、岩手の鬼剣舞を京都に伝えたきっかけなどについてお話しされました。
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次は久世六斎念仏 さんの『やぐら』『四っ太鼓』『源平盛衰記』『祇園囃子』。 久世六斎念仏イメージ01
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六斎念仏の中でも芸能六斎に分類される久世六斎念仏。京都人にはお馴染みの祇園祭の鉾の上で奏でられる『祇園囃子』でも、おかめひょっとこが登場し、滑稽な演技で楽曲を盛り上げていました。

久世六斎保存会 会長の山口章司さんのインタビューでは、芸能六斎の魅力をお話しされていました。
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前半最後を飾るのは広島からゲスト出演された、有田神楽団さんの芸北神楽『八岐大蛇』です。
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有田神楽団さんが京都で演じられるのは初めてとのこと。演目はご存知須佐之男命による八岐大蛇退治の物語ですが、大蛇は2頭登場です。大蛇が本当に生きているようにお腹を脈動させながら、とぐろを巻く動きが素晴らしく、口から火を噴いたりスモークをたいたりと派手な演出で、観客の皆さんも「お〜っ!」と歓声をあげられていました。

有田神楽団 団長の立盛翔太さんのインタビューでは、実際に蛇の動きを観察し、演技に取り入れておられるというお話を聞かせていただくことができました。
有田神楽団インタビューイメージ


後半は京都鬼剣舞が再登場、『刀剣舞』で開始です。
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鬼剣舞は白面をリーダーとして8人で踊るのが基本だそうです。刀を使って踊る『刀剣舞』では、息の合った勇壮かつ荘厳な動きを観客の皆さんも堪能されている様子でした。

『刀剣舞』後のインタビューでは、なんと岩手県北上市から鬼剣舞の源流である岩崎鬼剣舞 庭元の和田勇市さんと岩崎鬼剣舞保存会会長の八重樫俊一さんのお二方がご登場。京都鬼剣舞との繋がりや今回の舞台をご覧になった感想などをお聞きすることができました。
岩崎鬼剣舞インタビューイメージ


そしていよいよ千本ゑんま堂大念佛狂言の出番です。
ゑんま堂狂言の鬼の登場する演目の中から『篁冥途噺』をショートバージョンで披露させていただきました。 『篁冥途噺』イメージ01
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『篁冥途噺』イメージ08
実は、悪鬼の面は新調したばかり!今回が初お披露目でした。
『篁冥途噺』新面イメージ
一昨年報告させていただいていた、公益財団法人 明治安田クオリティオブライフ文化財団 令和6年度「地域の伝統文化保存維持費用助成」を受け、能面師・小松谷 宏春氏に制作いただいたものです。
今回の『篁冥途噺』、公演の時間に合わせたショートバージョンでしたが、逆に物語のわかりやすさに繋がったように感じています。
新作は、このように変化成長していくのも楽しみです。

篁冥途噺』上演後のインタビューでは、ゑんま堂狂言顧問の戸田義雄がインタビューを受けました。この演目はゑんま堂引接寺の依頼で2023年に新演目として戸田義雄が制作したことや、悪鬼面の新調のこと、今年のGWの本公演が50周年記念になり特別企画も用意していることなどをお話させていただきました。
また、南光さんからは厳しいご意見もいただきましたが、そのことを受け止め今後に活かしていきたいと思います。
千本ゑんま堂大念佛狂言インタビューイメージ


続いて壬生六斎念仏講中の原田一樹さんのインタビューです。
六斎念仏インタビューイメージ
芸能六斎としての特徴や、次代の担い手の子供たち・女性参加の経緯など伝統芸能の継続についての興味深いお話をされていました。

トリを務めるのは壬生六斎念仏 さんで、オープニングからの再登場です。
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大太鼓を中心に小さな太鼓を持った者が周りを囲み弾み踊りながら太鼓を打つ『巴鼓(はずみ)』、獅子のアクロバティックな芸が見どころの『獅子舞』を披露されました。蜘蛛の糸撒きの演出も見事でした。


そしてエンディングは壬生六斎さんの演奏に合わせ、出演団体が次々に再度登場し芸を披露、全員が舞台に上がりました!
エンディングイメージ01
エンディングイメージ02

最後は司会の荒山沙織さん、ゲストの八木透先生と桂南光さんも登壇され大団円を迎えました。
エンディングイメージ
エンディングイメージ


当日は小雪が舞う寒い中、観に来ていただいたお客様に感謝申し上げます。
グッズ販売イメージ
また、今回から鰐口(わにぐち)焼きと命名したどら焼き(おかげさまで完売!)をはじめ、パンフレット、クリアファイルなどのグッズ販売をさせていただきましたが、たくさんのお客様にお買い上げいただき、ありがとうございました。
そして最後に、今回はこの大きなイベントに参加させていただいたこと、大変うれしく思っています。
ありがとうございました。
他の郷土芸能の団体の皆さんとの交流、舞台の演出などについても色々と勉強させていただき、良い経験となりました。
重ねて御礼申し上げます。
またこのような機会がありますことを願っております。

ゑんま堂狂言 写真展 滋賀銀行西陣支店・東山支店 開催中!

ゑんま堂狂言を撮り続けて40年以上!!
カメラマン岡本好明さんの写真パネル展、西陣支店で再開しました!東山支店も写真入れ換えで継続中!


千本ゑんま堂の近くで生まれ育ち、ゑんま堂狂言を40年以上も撮り続けて来られているという、カメラマン岡本好明さんの写真パネル展が京都の滋賀銀行西陣支店・東山支店で開催中です。

昨年4月から開催され、好評をいただいているゑんま堂狂言をテーマにした写真パネル展。
一時休止していました西陣支店の展示が東山支店との写真入れ換えで再開しました。 東山支店は以前西陣支店で展示されていた写真と入れ換えで継続です。

【写真入れ換えで継続中】
京都市東山区
「滋賀銀行東山支店」ロビー
(東山三条北西角・市営地下鉄東山駅すぐ)
岡本好明さん写真パネル展イメージ01


【写真入れ換えで再開しました】
京都市上京区
「滋賀銀行西陣支店」ロビー
(北野天満宮の斜め向かい)
岡本好明さん写真パネル展イメージ02


【開催期間】
2025年2月20日現在、東山支店・西陣支店で開催中〜未定

東山支店では12点、西陣支店では14点の写真パネルを展示中。
各演目の特徴を解説したキャプションもとても楽しいです!
ぜひお立ち寄りご覧ください!

【岡本好明さん略歴】
地元朱雀高校を卒業後、東京写真大学短期大学部(現東京工芸大学)を卒業。その後小学館やフレーベル館の子ども向け雑誌の撮影やシルバニアファミリーなどのジオラマ撮影を中心に活動をする。
千本ゑんま堂狂言の撮影には、1980年代後半より携わる。
岡本好明さん写真パネル展イメージ03

「2025節分会狂言奉納」「語り部の会パネル展」無事終了!!

2025年2月2日(日)のゑんま堂節分会狂言奉納、
2025年2月1日(土)〜2日(日)の『ゑんま堂狂言保存会結成50周年記念 ー語り部の会パネル展ー』が無事終了しました

節分会イメージ
2025年2月2日、19:30より千本ゑんま堂(引接寺)本堂にて恒例の節分会奉納公演を催しました。

近年観客数が激増したため、今年は初の有料公演となったのですが、おかげさまで大きな混乱もなく無事に開催することができました。ありがとうございました。
節分会入場イメージ


まずは千本ゑんま堂引接寺住職 戸田妙昭さんのご挨拶から
妙昭住職イメージ


今年も節分とは切り離せない鬼さんが登場する『えんま庁』から奉納狂言開始です。
えんま庁イメージ01
無言演目の『えんま庁』ですが、今年の本公演は保存会50周年記念公演となり、実はその特別企画としてセリフ付きでの上演を予定しています!お見逃しなく!
えんま庁イメージ02
えんま庁イメージ03


次は『二人大名』です。
二人大名イメージ01
今回は大学生3人による演技となりました。
二人大名イメージ02
二人大名イメージ03
実は…この大学生トリオは、10年前に中学生トリオとして節分会での奉納狂言を行いました。
その時は『でんでん虫』の上演だったのですが、3人には面も衣装も大きかったことを思い出します。
今ではすっかり成長した姿で堂々と演じ、会場の笑いを誘っていました。


そして、今年も恒例の『福は~うち!』『鬼も~うち!』のかけ声で、保存会員・年男・年女の方も本堂内に上がっていただいての豆まきを行いました!
豆まきイメージ


現場でご覧いただけなかった皆様には、YouTube配信でお楽しみいただけたらと思います。
YouTube千本ゑんま堂狂言保存会チャンネル で「語り部」パネル展と節分会の模様を録画配信しております。
2025年2月6日〜3ヵ月間の限定配信です。ぜひご覧ください。


『ゑんま堂狂言保存会結成50周年記念 ー語り部の会パネル展ー』終了
2025年2月1日(土)〜2日(日)、ゑんま堂会館2階で行われました『語り部の会パネル展』。
保存会結成50周年記念事業のひとつ、今春発行予定の冊子に掲載予定の「語り部の会」「縁インタビュー」などの11点のパネルの他に、本公演の演目札、蜘蛛の糸制作実演、狂言堂の模型(寄進物)などの展示、狂言公演アーカイブ上映等も行いました。
語り部の会パネル展イメージ01
語り部の会パネル展イメージ02
語り部の会パネル展イメージ03
2日間の会期中に約220名のお客様に観覧いただきました。ありがとうございました。

アート・ミックス・ジャパン2025公式HP公開&チケット一般発売!のお知らせ

ART MIX JAPAN 2025にゑんま堂狂言が出演、チケット一般発売 2月1日(土)10:00〜開始!

ART MIX JAPAN イメージ

先日、今春開催の『ART MIX JAPAN 2025』にゑんま堂狂言の出演が決定したお知らせとともに、『ART MIX JAPAN』代表の能登剛史さんが、ナビゲーターをつとめておられるFM新潟(77.5MHz)のラジオ番組『ART MIX JAPAN RADIO』にも出演させていただくことをお伝えしました。

そして、1月19日に無事放送され、能登さんとの色々なお話の中、ゑんま堂狂言のことを以前からご存知で、ずっとオファーの機会を考えておられたという、うれしいお話を聞かせていただきました。
それが実現し、この春新潟の舞台でゑんま堂狂言を直に観ていただけることになったのです。

ラジオ放送の翌日1月20日から『ART MIX JAPAN 2025』公式HPも公開され、2025年2月1日10:00からは、いよいよチケットの販売開始です!

伝統と革新が響き合う、日本文化の真髄を体感する2日間—『ART MIX JAPAN 2025』は、多彩なジャンルの伝統芸能や伝統芸術が日本各地から集まる日本文化の祭典です。

今年のテーマは「話芸」です。
日本人が長い歴史の中で磨き上げてきた笑いと感動の「話芸」。その魅力を存分に味わえるプログラムになっているそうです!
4月12日(土)と13日(日)の2日間開催され、ゑんま堂狂言は4月13日(日)に出演します。

石川県指定無形文化財の御陣乗太鼓と、京都市登録無形民俗文化財の大念佛狂言のコラボが新潟で実現!
初めて見る人でも楽しめるという狂言と、切れ目なく早い動きで打ち鳴らされる太鼓に載せて演じられます。

チケットは2025年2月1日(土)10:00〜販売開始です!

『狂言と太鼓 伝統の融合が新潟で実現』
日時 2025年
4月13日(日)11:15〜[45分]
開場 10:55
会場 りゅーとぴあ 劇場
料金 A席:4,000円
B席:3,500円



詳しくは『ART MIX JAPAN 2025』公式HPでご確認ください。

春の新潟でゑんま堂狂言をぜひ!!

FM新潟『ART MIX JAPAN RADIO』ラジオ出演のお知らせ

ART MIX JAPAN 2025にゑんま堂狂言の出演が決定しました!!

ART MIX JAPAN logo

『ART MIX JAPAN』は、日本の彩り豊かな伝統芸術が春の新潟に集結する、2013年の初開催から今年で12年目を迎えるイベントです。

その舞台にゑんま堂狂言も立たせていただくことが決定いたしました!
今年は、4月12日(土)と13日(日)の2日間、『新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ』にて開催予定。ゑんま堂狂言は13日(日)に出演いたします!
詳しい内容は後日更新いたします。

そして公演に先立って、FM新潟のラジオ番組に出演します!
先日ART MIX JAPAN代表 能登剛史さんが京都まで来られ、ご自身がナビゲーターをつとめられるラジオ番組の収録がゑんま堂狂言の練習場で行われました。

ART MIX JAPAN RADIO収録イメージ

その様子がFM新潟で放送されます!残念ながら京都での放送はありませんが、radikoアプリで(新潟県外は有料ですが)ご視聴いただけます!

FM新潟(77.5MHz)
放送日:1月19日(日) 9:00~9:30
FM放送は終了、radikoで配信中
(新潟県内はradikoアプリで無料視聴が可能、県外は有料となります)

▼番組タイトル
『ART MIX JAPAN RADIO』
能登剛史氏イメージ
古き良き文化、芸能は必要なのか?伝統芸術・芸能の魅力とは?新潟で毎春開催される日本の伝統芸能の祭典「ART MIX JAPAN」のプロデューサー・能登剛史さんが毎回様々なゲストを迎えられ、持続可能な伝統芸能とは?文化を後世に残す・伝えるとはどういう事なのか?などをゲストの方とのお話を通して、そしてまた番組を通して視聴者のみなさんともいっしょに考えていくという番組です。

ぜひご視聴ください!

2025 節分会狂言奉納観覧有料化のお知らせ

今年の節分会狂言奉納観覧は有料化となります!

節分会狂言奉納は本堂内で観覧していただく人数に限りがあるため、ここ数年は整理券を配布していましたが、昨年は整理券の枚数を越えるたくさんの方がお越しになり、長時間お待ちいただいていたにも関わらず、お断りしなければならないという大変心苦しい状況でした。
そのことを踏まえ、今年はゑんま堂(引接寺)より有料観覧の提案があり、座席数限定観覧券を販売することが決定いたしました。

【前売観覧券の販売について】
前売観覧券はゑんま堂(引接寺)の寺務所にての販売のみ
販売開始:2025年1月16日(木)
販売時間:10:00〜16:00
※大人小人共通1席¥500、60席(全席自由席)の限定販売です。


なお、インターネット、電話等での予約受付はしておりません。
ゑんま堂(引接寺)までお越しいただき、寺務所窓口にて前売観覧券をお買い求めくださいますようお願い申し上げます。

当日は、観覧券をお持ちの方のみのご入場ご観覧となります。立ち見もお断りいたします。予めご了承ください。


【節分会狂言奉納について】
開催:2025年2月2日(日)
開演:19:30~
会場:えんま堂(引接寺)本堂
内容:狂言2演目+豆まき
主催:引接寺
出演:せんふな会・ゑんま堂狂言保存会


【当日の予定】
19:00~ 開場
19:30~ 開演
19:35~
えんま庁
二人大名
20:30頃~ 豆まき行事
※年男年女の方は、豆まきにご参加していただけます。
当日ご案内いたします。

境内に駐車場はございません。
ご来場の際は、公共の交通機関などをご利用の上、お越し下さいますようお願い申し上げます。

引接寺では、節分会狂言奉納観覧有料化のご案内チラシの配布を開始しています。チケット料金や販売方法はチラシをご参照ください。
初めての有料開催のため、ご案内が行き届かずご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが、ご理解ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

2025節分会奉納チラシイメージ


『ゑんま堂狂言保存会結成50周年記念 ー語り部の会パネル展ー』

ゑんま堂狂言の50年の歴史に関するパネルや各種関係資料の展示をさせていただきます。
節分会奉納公演の前に、ぜひお立ち寄りください。
(パネル展だけの鑑賞もできます。)
期間:2025年2月1日(土)〜2日(日)
   各日11:00〜15:00
会場:ゑんま堂会館2階 観覧無料
語り部の会パネル展チラシイメージ

謹賀新年 2025

新年あけましておめでとうございます。
2025新年あいさつイメージ
千本ゑんま堂狂言保存会は今年結成50周年を迎えます!

昨年は各所での公演にたくさんお越しいただき、また、配信でも公演を観ていただきましてありがとうございます。

今年2025年には千本ゑんま堂大念佛狂言保存会は結成50周年を迎えます!
記念すべき年に向けて、50周年企画をいろいろと進行中です。

5月の本公演でも特別公演を計画しております。

また、企画の内容など随時このHPでもお知らせしていきます。
お楽しみに!

今年もゑんま堂狂言をよろしくお願いいたします!